Ensemble Contemporary α 2009

二重の響き〜フランスと日本、声楽と器楽
グリゼイとミュライユの作品を中心に

La Double Sonorité
La France et Le Japon,
La Musique Vocale et Instrumentale
Autour des Œuevres de Grisey et Murail

ゲスト演奏家:小林 真理 (ソプラノ)
       阿部 麿   (ホルン)

Guest Performer : Mari Kobayashi (soprano)
Maro Abe (horn)

日時 :
2009年12月15日(火)19:00 開演(18:30会場)
Tuesday, December 15, 2009
19:00 (Start) 18:30 (Open)

場所 :
すみだトリフォニーホール・小ホール
錦糸町駅 JR総武線・北口、
東京メトロ半蔵門線3番出口 徒歩3分。

入場料 :
3000円

演奏 :
アンサンブル・コンテンポラリーα

助成:
芸術文化振興基金
ロームミュージックファンデーション

後援:日本現代音楽協会

Home>Archive>2009年度アンサンブル定期公演

「二重の響き」と題された今年のアンサンブル・コンテンポラリーα定期公演では、現代音楽分野における輝かしい発信国の一つであるフランスと、私たちが住む日本から生まれた現代作品を、そしてメゾ・ソプラノの小林真理さんをゲストに迎えての声楽と、我々のアンサンブルが奏でる器楽による音楽表現を、合わせ鏡のように対比しつつ提示致します。

今年、革命220周年を迎えた現代フランス からは4人の作曲家を紹介。ブーレーズの後継としてポスト・セリエリスム世代を代表するアミと、今回取り上げるフランス人の中では最も若く、しなやかで 自由闊達な作風をもつルルーによる2作品は、日本においてあまり紹介されることのない声楽における現代表現の可能性を、この国の2つの異なる世代から映し出してくれることでしょう。小林真理さんは長くフランスに在住し、ストラスブール音楽院にて後進の指導にもあたりながら、数多くの現代作品の演奏に携わってきたこの分野のスペシャリストです。

演奏会の核を成すのはフランスのスペクトル主義を代表する作曲家グリゼイとミュライユの、アンサンブルのための代表作2つ。年齢も経歴も近いばかりか、その初期においては芸術的に「双子」ともいえる程作風が似通っていた2人ですが、1つの演奏会に並べてみることで、その個性の違いもまたはっきりと際立つのではないでしょうか?

ミュライユ作品のフレンチ・ホルン独奏には、繊細で洒脱な表現が魅力の阿部麿さんをゲストにお招きしました。対して日本からは、それぞれ武生国際音楽際のために年を次いで書かれた夏田昌和と伊藤弘之の2作品を「首都圏初演」する他、共にフランスにて学んだ斉木由美と鈴木純明が、かの国への想いを抱いて本公演のために書き下ろす2つの小品を世界初演します。また金子仁美による独唱作品は、日本の新しい世代による声楽表現の新たな可能性を、先に挙げたフランスの2作品へと投げ返すことでしょう。

様々な対比の妙に彩られた冬の夜の2時間。合わせ鏡に映った様々な像が、乱反射を重ねていくようなエキサイティングなプログラムとなっています。どうぞご期待下さい。

             夏田昌和

 

 


■フィリップ・ルルー (1959-)
 我が愛しき人よ 君が望めば (1997)
   独唱:小林 真理

■ジルベール・アミ (1936-)
 暗澹たる惨禍から・・・(1971)
   歌:小林 真理

■ジェラール・グリゼイ (1946-1998)
 タレア(1986)
 [flute, clarinet, violin, violoncello, piano]

■トリスタン・ミュライユ (1947-)
 記憶・浸食 (1976)
 [horn, flute, oboe, clarinet, bassoon,
 2violins, viola, violoncello, doublebass]
   ホルン独奏:阿部 麿

■伊藤 弘之 (1963-)
 沈み行く深い森へ (2009)
 [flute, oboe, clarinet, percussion, piano,
  violin, viola, violoncello]

■夏田 昌和 (1968-)
 長いこと私は歌を歌わずにやってきた、しかし・・・
 (2008/2009 改訂版初演)
 [alto flute, viola]

■鈴木 純明 (1970-)
 エピソード II (2009 新作初演)
 [violin, piano]

■斉木 由美 (1964-)
 エピソード I (2009 新作初演)
 [violin, piano]

演奏順未定

[Programme]

Philippe Leroux : Ma belle si tu voulais pour voix seule

Gérard Grisey : Talea pour ensemble

Gilbert Amy : ...D'un Désastre obscur
pour mezzo-soprano et clarinette en la

Tristan Murail : Mémoire / Erosion
pour cor et ensemble instrumental

Hiroyuki Itoh : Fading into a Dark Forest

Masakazu Natsuda : Lonc tans me sui tenu de chanter, mes...
pour flûte en sol et alto

Hitomi Kaneko : Phonemata I pour voix seule

Jummei Suzuki : Episode I pour violon et piano

Yumi Saiki : Episode Ii pour violon et piano

II



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