2005年1月末締切にて公募した、6月のリサイタルシリーズのためのゲスト作品・作曲家の選出会議が行われ、今回は、応募者多数だったことも手伝って、計5名もの招待者をお迎えすることになりました。



「佐藤まどかヴァイオリンリサイタル」については、出演者の佐藤まどかと、出品作曲家の西田直嗣、米倉香織の3名が選考を担当し、2曲を選曲しました。

「曽我部清典+柳澤智之デュオリサイタル」については、出演者の曽我部清典、柳澤智之、プロデューサーの川島素晴が選考を担当し、3名の方に、新作を作曲して頂くことになりました。

今回は、ヴェテランから若手まで、そして、傾向も様々な方々をご紹介できることになりました。結果的にデュオの枠では、そのような「多様な傾向」を重視した選出になったことを申し添えます。各招待作曲家の略歴は名前クリックしてご覧下さい。

今募集の内容に関しては「現在募集中の情報」を参照して下さい。

 Ensemble Contemporary α RECITAL SERIES vol.16

  佐藤まどか ヴァイオリンリサイタル
  「クオリアの希求-Finland&Japan」



志田笙子 / ヴァイオリン独奏のための四季 より「夏」
野田憲太郎 / The Most Important Thing for flute and violin

 コメント
志田作品はテキストを伴っており、それに対して適格なヴァイオリン奏法が選択され、作者独自の表現が紡がれています。
野田作品は、2楽器の切迫したやりとりに微分音の効果を交えたもので、当公演において際だった曲調と編成効果をもたらすでしょう。
なお、他の作品にも優秀な作品が多く、選考は、他の演目とのバランス等を考慮した結果です。奏者も、これ以外の機会に上演したいと思える作品に出会えたことを喜んでおります。


  Ensemble Contemporary α RECITAL SERIES vol.17

  曽我部清典(trp)&柳澤智之(cb)デュオリサイタル
  「conTrumpeTrabass」(川島素晴プロデュース)



この演奏会で、選出された作曲家に新作を書き下ろして頂きます。

北爪やよひ / エネク IX・・・書き下ろし新作
清水一徹 / パラサイトロンバ・・・書き下ろし新作
松平敬 / ゲシュタルト崩壊・・・書き下ろし新作

 コメント
北爪さんは、多数お送り下さったサンプル楽曲に見られた独自な音感
覚に加え、新作の構想が興味深く、世代を超えて新鮮な表現が期待さ
れます。
清水さんは、「新しい複雑性」を思わせる演奏困難な楽譜ながら楽器へ
の精通が窺え、この編成の可能性を十全に引き出す内容が期待されま
す。
松平さんは、現代音楽を得意とするバリトン歌手。作曲家としては新人
ですが、その豊富な経験と確かな素養で、興味深い表現を獲得していま
す。



 公募内容

2005年6月に開催するリサイタルシリーズにおけるゲスト作曲家を公募します。

  1. ヴァイオリンソロ、或いはヴァイオリンを含むデュオ作品

    2005年6月28日(火)「佐藤まどかヴァイオリン・リサイタル」(東京錦糸町「すみだトリフォニーホール・小」)で上演する、ヴァイオリン独奏曲、或いは、ヴァイオリンと[fl, cl, bsn, trbn, perc, pf, vn, vla, vc] のいずれか1名によるデュオ作品を公募します。

    fl各種、bass cl の持ち替えは対応可能、他の持ち替えについては、ない方が選曲し易くなります。pfの内部奏法や特殊使用は可能ですが、専用楽器レンタル・運搬・調律料をご負担頂きます。打楽器については、できるだけ小規模な編成であることが望ましく、内容によっては借用料のご負担をして頂く場合があります。

    録音物、電子機材の使用は可能ですが、その使用に必要な料金の負担、機材や人件の手配をお願いする可能性があります。

    演奏時間に制限はありませんが、7〜13分程度が、最も選曲し易い範囲です。

    初演再演は問いませんが、関東圏内で未演奏の比較的新しい作品を優先します。過去の上演記録を添えて下さい。(新作でも、応募締切時点で初演予定が確定している場合は明記して下さい。)
  2. トランペットとコントラバスのデュオの新作を作曲して頂く作曲家を公募

    2005年6月29日(水)「曽我部清典(trp)柳澤智之(cb)デュオリサイタル(川島素晴プロデュース)」(東京錦糸町「すみだトリフォニーホール・小」)で上演する、デュオのための新作を作曲して頂ける作曲家を公募します。(この編成の既成作品をお持ちの方は希少と思われますので、演奏家や演奏会の内容を想定して新作を書き下ろして頂きたいと思っております。)

    選定のための提出物は、次の2点となります。
    @トランペット、コントラバスの両方か、いずれかを含む室内楽作品。(複数可。提出内容に制限はありません。あくまでも参考資料であり、その作品を今回上演するというものではありません。)
    Aこの編成のデュオのための新作についての構想、アイデア、或いは断片的なスケッチなど。(デュオのための新作を作曲して提出して頂いても差し支えありませんが、その作曲家が選ばれたとしても、必ずしもその作品を初演するとは限りません。)


    応募に際しては、次の条件を満たす必要があります。
    @ 2月上旬の発表以来、早い段階で演奏者と打ち合わせをする。
    A 作曲に当たっては、演奏者との打ち合わせ内容や要望を容れる。
    B 5月10日までにデュオのための新作を完成させ、3部複製を送付する(必要が生じた場合はパート譜も作成する)。
    C できる限り本番に向けてのリハーサルに参加する。

    今回の企画趣旨として、比較的演劇的要素が重要な作品が中心となっております。必ずしも「そのような作品」を書かねばならない、ということではありませんが、全体との調和を考慮して選出すること、そして新作の作曲に際してもある程度それを汲んで頂く場合があることをご了承下さい。
 応募要項/選曲方法

応募受付は、2005年1月31日(月)消印有効で、事務局宛にお送り下さい。

これはコンクールではなく、演奏担当者と公演に関係する作曲メンバーによる選曲会議の要領で行われます。その際、他の曲目との兼ね合いも考慮するため、純粋に作品の評価だけで決定するわけではありません。従って、選曲結果は何らの権威をも有しません。

国籍・年齢は不問ですが、これまでに当団体の公募で招待作品に選ばれた方の応募については、他の方を優先する可能性が高くなります。

 送付内容

総譜コピー1部(ずつ)
<公募内容2>で応募の場合は新作の構想等 氏名(読みを添えて)・生年・住所・電話・メールアドレス 作曲年と上演記録(<公募内容1>の応募では必須)楽譜の返却を希望する場合はその旨記入(希望者には送料当方負担で返却します。)

 選曲後の流れ

選曲は2月上旬に行い、結果が決まり次第、応募者全員に通知いたします。
賞金・委嘱料等はありませんが、応募料は無料ですし、出品料やチケットノルマ等の負担はありません。但し、リハーサル、本番を通じて、交通費等はご用意致しかねます。なお、招待券はご本人以外に5枚までご用意します。(本件上演に関する著作権使用料は当方が負担します。)
決定後早々に略歴原稿を、6月初旬までに作品解説原稿を、それぞれ無償でご用意頂きます。

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